統合失調症当事者のブログ

統合失調症と診断された20代女のブログです。

発症について ③

前回の続きです。

統合失調症らしき悩みが顕在化した頃のことを書きました。

それから少し経った頃のメモを引用してみます。

こんな姿を知り合いに晒すことになるかと思うと死にたくなる。Yさんと六本木のRで会う。必死に取り繕ったハリボテのような会話を頑張るが失敗した。Yさんにもっと太ってもいいと長々言われてごはんを吐きそうになる。毎日過食が続いて終わりがみえない。まともな約束事を全部破って何が何だかよく分からない日々を過ごしている。

このメモから、当時過食をかなりの頻度で行っていて、それに悩まされていることがわかります。

私は嘔吐を伴わないタイプだったので、ほとんどのカロリーを吸収するのか急激に体重が増加しました。

体重が増加していくにつれて、こだわっていた「体型」を失い、自信を喪失しました。

それが精神状態の悪化を招き、食べ物が喉を通る一瞬の快楽を求め、さらに大量の過食をするという悪循環に陥りました。

まともな約束事を全部破って何が何だかよく分からない日々を過ごしている。

この一文が表しているのは、主に奨学金の乱費です。

なんだか摂食障害の体験記のようになってしまいました。

 

もう少し経った頃のメモです。

頭がどんどん衰えていくのがとても怖い。感情を間違える、語彙力がなくなっていく、思考力が落ちていく。私の将来に何が一体あるといえるんだろう。死んで終わりなら私は早く死にたい。この間は死にきれなくて、やっぱだめ 何も言わず見逃して下さい 許して下さい言わんとすることはわかる 勘弁して下さい

このメモからは、攻撃性や他害衝動が収まりつつあることがわかります。

自罰的な思考に変化してきた頃だと思われます。

私の家庭は貧しいため、ジェットコースターのような毎日が少し落ち着いた頃から、実家の生活の苦しさに自然と目がいくようになりました。

奨学金の乱費という紛れもない負の事実が私にのしかかり、それが自業自得の行動であったことから逃げ場は一切なく、深く後悔&反省しました。

ただでさえ苦しい家計は、統合失調症発症による成績悪化で授業料全免でなくなった私の授業料に逼迫されることとなりました。

奨学金を残していればと悔やみますが、後の祭りです。

また大学復学や卒業のこと、就職のことなどが頭によぎり、「社会に出たくない」、「社会に出てやっていける自信がない」という不安感から希死念慮が強まっています。

こうした現実の問題に向き合おうとする段階では、とても繊細で不安定な精神状態になる場合が多いのではないでしょうか。

少なくとも私は、大学卒業や就職ということを考えずにはいられなくて、常に不安で憂鬱でした。

健常者の友人や先輩と自分を比較して、自分が遅れをとっていることを強く感じて、将来を悲観しました。

勿論、一見健常者に見える方にも様々な事情や困難がある上に、勝手に将来を悲観してそれでいて何もしないというのは有意義とはいえません。

しかし当時の私は焦燥感と将来への悲観に支配され、また奨学金の件で自責の念にかられ、「もう死んだほうがマシ」と考えていました。

 

続きます。

 

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