発症について 振り返り
前回の続きです。
診断された時期のことだけ書くつもりが、思ったより長引いてしまいました。
発症についてというよりは、診断から少し落ち着くまでの3年くらいの期間を振り返る感じになってしまいました。
この記事ではその約3年間を改めて整理したいと思います。
統合失調症と診断される以前に遡りますと、まず前駆症状として拒食が現れ、異様な食生活と体重の低下を心配した保護者から心療内科や精神科の受診を勧められました。
異様な食生活というのは、例えば次のようなものです。
スーパーに行って2時間以上お菓子や惣菜を眺め、結局しらたきのみ購入して帰宅する。
→自宅でしらたきを執拗に炒めて、しょうゆを少し垂らしたものを主食とする。
(たまに自分の許可が下りた時には、しょうゆが数十kcalの混ぜるパスタソースに昇格する。)
一週間につき1kg、体重計に表示される数字を落とすという強い思いがあったので、こうした食生活でした。
(私は実際に痩せたかどうか、脂肪が減ったかどうかをあまり気にするタイプではなく、体重計に表示される数字が減っていれば満足でした。)
健康だった人間が突然このような食生活を送るようになれば、心療内科や精神科を勧められるのは必然でしょうね。
精神科に受診し、心理検査を受けた結果、統合失調症との診断が下されました。
発症について ①の頃です。
ちなみにこの頃、カウンセリングも多く受けました。
私にはあまり合わなかったのか、特に印象にも残っておらず、プラスになることはありませんでした。
2000円のものや、10000円を超えるようなものまで受けさせてもらい、しかも効果は得られなかったので保護者にはつくづくすまないことをしたと思います。
さて摂食障害はなかなか快方に向かわず、この拒食生活は一生は続けられないな、とふと気付くと、雪崩のように過食が始まりました。
そして衝動的に行動することが増えた時期に、被害妄想や幻聴が強く現れるようになりました。
発症について ②の頃です。
それから少し落ち着き、現実的な問題に向き合い始めたのが発症について ③の頃です。
この時ぎりぎりのところで踏ん張ってドロップアウトせずにいられたから、現在こうして症状が落ち着いて、就活も滞りなく終わることができたと思います。
自暴自棄になって、クサクサした生活を送っていても何も言わずに見守ってくれた周囲の方々のおかげだと思います。
頑張っても良い結果が出るかはわからないけど、何もやらなければ良くないことになるのは必至という状況で、毎日地道に頑張るのは本当に疲れてしまいますよね。
以上、約3年間のことを整理してみました。
また思い出したことがあれば記事にしたいと思います。
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